人生“完全自主制作” そんな生き様が“Black-indie!”だ! お問い合せ携帯モバイル用
: : : ホーム > チャレンジャー監督 > 『幸福な結末』/岩松 顯 監督 > 対談『シナリオの長い道のり』 第7回


B-i 1st. TRYOUTERS
bullet-01
川上 生 監督
bullet-03
野田千晶 監督
bullet-06
片元 亮監督
bullet-08
MASAMI YAMADA監督
bullet-09
高橋コウジ 監督
bullet-10
雨宮翔 監督
bullet-11
安田淳一 監督
bullet-12
岩松 顯 監督
COACHING Room
Head Coach
夢成 真 HC


《 第7回 》


シリーズ2 その4「究極のハッピーエンドに向かって」


たくさんのキャラクターの関係の中でも、主人公と母親、主人公と息子という関係が軸になってるんですが、その3世代の関係は描きたいというのはあったんですか?


母親はね、これは最初から何度も言ってるけど、世界は母性で救われるというかね、母性がすべての基本なんだという思いがありますね。

母性の欠如が、色んな問題の根本にあるんじゃないかという。

息子については、主人公が母親に捨てられたという思いを結局息子にもさせてしまう、それで息子を励ますことによって自分も立ち直っていくというのがドラマとしていいんじゃないかと、そう思って出したいと。


これは意図してなくて、書きながら気がついたんですけど、強いのは女性ばかりで男はみんな弱いっていう一貫性があるんですよね。

元妻も知らないうちにああいうキャラになってましたし。
里見のキャラなんかも僕は好きなんですよ。
「俺には才能がないんだ」って言っちゃうあの青臭さというか弱さというか。




里見はどうやって出てきたんだっけ?
一応盗作疑惑の絡みで出てくるわけだけど。


いや、ぽっと浮かんだんだと思いますね、作話上の必然性というよりも、キャラが先にあったように思います。

そうやって、ぽっとというかぬっとね、理由もなく現れたキャラの方が何か存在感があるように思いますね、ここでこういう人物が必要だからと作り出したキャラよりも。

母親なんかもああいうちょっとふしだらなね、おじさんとの情事の後に立て膝ついてたばこ吸っちゃうみたいな情景がまず浮かんでました。

優しいだけのお母さんじゃなくてね。


清水君、本当にそういうエログロ好きだから(笑)。


いやいや、まだまだ全然エログロじゃないですよ。
大分抑えたつもりですよ(笑)。

キャラで言うと、本作ではみんな最後に成長するというか、改心していくわけですが。


もう畳み掛けるようにね。

ものすごいご都合主義なんだけど、そこが本作のいいところというか、確信犯なんだけどね。


でも、一部そのまま改心しないキャラがいるでしょ、おじさんとか、先輩記者とか。

僕はそういうキャラに思い入れがあるんですよね、実は。

昼間からカラオケ歌っちゃってる社長とかね。
「俺の方が死にてーよ」って言う。


登場人物が多いけど、それぞれの人生を感じさせたいよね。

1シーン2シーンしか出てこないキャラでも、そこで、その人の背景というか生きてきた過程が見えてくるような映画にしたい。


そうですね、そういういろんな関係性の中で、主人公は死のうと思ったと同時にやっぱり死なないという選択をするには、そういう重層性というか、

色んな人との関係性の中で生きてるという、危うさこそに救われる可能性がある、思いこんじゃいけない、ちょっとした考え方1つで世界は変わるかもしれないというメッセージが伝わればと思います。


そういう物語をきっちり描ければ、その果てにみんなが成長していっても、決してご都合主義にはならないと思ってます。

主人公やその他の登場人物たちが、いかにして幸福な結末を迎えるかというのを、楽しみにして欲しいですね。




キャストはエキストラ入れなくても70人くらいいますし、スタッフも20人を超えましたし、地元の協力団体・企業も30を超えてるし、もういろんな人を巻き込んで地響き立てながら進んでますからね、

このプロジェクト自体も幸福な結末を迎えられるようにがんばらないといけませんね。


じゃあ、18稿に向けたシナリオ会議いつにする?


最後まで決定稿とはならないんですね・・・。





「シナリオの長い道のり」 おわり



〈〈 前の回へ  


バックナンバー
▼2010.01.05
【第1回】2008年冬
▼2010.02.18
【第2回】2008年冬
▼2010.03.07
▼2010.05.24
▼2010.05.29
▼2010.06.11
▼2010.07.26
bullet [director] no. 12
[ 監 督 ]
岩松 顯
Akira IWAMATSU
Our SUPPORTERS